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「1Password」のWebブラウザー拡張機能がリニューアル ~生体認証とダークモードに対応【17:30追記】

「Microsoft Edge」、「Google Chrome」、「Firefox」、「Brave」をサポート

パスワード管理サービス「1Password」Webブラウザー拡張機能がリニューアル

 加AgileBitsは5月26日(現地時間)、パスワード管理サービス「1Password」Webブラウザー拡張機能のリニューアルを発表した。これまで「1Password X」と呼ばれていた拡張機能がv2.0へアップデートされた上で「1Password」標準の拡張機能となり、生体認証やダークモードが新たにサポートされた。

生体認証

 新しい「1Password」拡張機能はWindowsの「Windows Hello」やMacの「Touch ID」をサポートしており、デスクトップ版「1Password」アプリと連携してロックされたパスワード保管庫を解錠できる。わざわざ「1Password」のマスターパスワードを入力しなくても、指紋認証や顔認証を使って手軽にWebサイトのパスワードへアクセスできるようになり、操作性が大幅に向上した。

デスクトップ版「1Password」アプリと連携してOSの生体認証機能でロックを解除

ダークモード

 ダークモードをサポートするWebブラウザーは増えてきたが、拡張機能がそれに対応していなければ画竜点睛を欠くというものだ。新しい「1Password」拡張機能ではこの点も改善され、拡張機能のポップアップ画面だけでなく、Webページ上でパスワードを提案するパネルもWebブラウザーのライト・ダークテーマにフィットしたデザインになっている。

Webブラウザーのライト・ダークテーマにフィットしたデザイン

そのほかの改善

 そのほかにも、パスワードを新規登録する画面やパスワードをアップデートする画面も改善された。新規登録画面ではアカウントの切り替えや情報の微修正、タグの追加などが簡単に行える。既存パスワードの更新画面では、強力なパスワードを提案したり、どの項目がアップデートされるのかをわかりやすく表示するなどの工夫が施された。

既存パスワードの更新画面

 「1Password」拡張機能は「Microsoft Edge」、「Google Chrome」、「Firefox」、「Brave」をサポートしており、対応するアドオンストアから無償でダウンロード可能(「Safari」向けは「1Password 7」に含まれる)。27日付けでv2.0.1へアップデートされており、新規にアカウントを追加した際のフローが改善されている。

17:30編集部追記: 「Edge アドオン」で配布されている「Microsoft Edge」版拡張機能は、更新されていないものの、「Chrome ウェブストア」で配布されている拡張機能を「Microsoft Edge」にインストールできることを編集部で確認しています。

ソフトウェア情報

「1Password」Microsoft Edge版、Google Chrome版、Firefox版ともに
【著作権者】
AgileBits Inc.
【対応OS】
(Windows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.1(21/05/27)