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Apple Watchでロック解除、「macOS Big Sur」対応の「1Password 7.7 for Mac」が発表
「Safari」での使い勝手も向上。インラインでのパスワード・クレカ・住所補完が可能に
2020年11月19日 06:45
パスワード管理サービス“1Password”を運営する加AgileBitsは11月16日（現地時間）、「1Password 7.7 for Mac」を発表した。先日リリースされた「macOS Big Sur」に合わせてアプリアイコンなどがアップデートされたほか、いくつかの便利な機能が導入されている。
まず、“Apple Watch”でロックを解除できるようになった。従来から要望の多かった機能で、「1Password」の保管庫を開こうとすると“Apple Watch”に通知が届き、開錠（アンロック）手続きを行うことができる。
この機能は「macOS 10.15」以降で利用可能。あくまでも“Touch ID”がメインのアンロック手段となるが、それと連携して“Apple Watch”からもアンロックできるようになった格好だ。
また、「Safari」での使い勝手も向上した。閲覧ページにパスワードやクレジットカード、住所の入力フォームがあると「1Password X」拡張機能は「1Password」の保管庫から関連アイテムを取り出し、入力補完のためにサジェストする。わざわざ「1Password」アプリに切り替えなくても、“インライン”で「Safari」へ自動入力できるわけだ。
さらに、米国限定とはなるが“Privacy.com”でバーチャルクレジットカードを発行する機能が「Safari」でサポートされた。サービスごとに支払いクレジットカードを作成し、万が一クレジットカードが不正利用されたらそれを停止・破棄して被害を最小限に抑えることができる。支払額に制限を設けることも可能。
そのほかにも、パスワードアイテムの詳細ウィンドウやパスワードジェネレーターが改善された。Mac版「1Password 7.7」のアップデートは無償で提供される。
