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漏洩したログイン情報や未設定の2段階認証も警告 ~「1Password for Windows」v7.1
セキュリティチェック機能“Watchtower”が外部サービスとの連携に対応
2018年6月12日 14:33
加AgileBitsは11日(現地時間)、パスワード管理サービス“1Password”のWindows向けクライアントアプリ「1Password for Windows」の最新版v7.1を公開した。本バージョンでは内蔵のセキュリティチェック機能“Watchtower”を“Watchtower 2”へアップグレード。利用しているログイン情報が外部に漏れていないかどうかをチェックできる“Have I Been Pwned”や、2段階認証に対応するサービスをリストアップした“Two Factor Auth List”といったサービスと連携できるようになった。
“Watchtower”は、“1Password”に保存されているパスワードをチェックして、問題点を指摘してくれる機能。強度が十分でないパスワード、使いまわされているパスワード、暗号化されていないWebサイトで使われているパスワードなど、セキュリティ上問題のあるパスワードをリストアップして変更を促してくれる。
「1Password for Windows」v7.1では、この“Watchtower”機能がさらに強化。ログイン情報の漏洩や、2段階認証が提供されているのに利用していないサービスがあるといった問題まで指摘できるようになった。本機能で問題を指摘されたログイン情報は、サイドバーの[WATCHTOWER]セクションで確認が可能。外部サービスと連携したくない場合は、[1Password]-[設定]画面の[Watchtower]セクションで無効化できる。
そのほかにも、今回のアップデートでは[Windows]+[Shift]+[L]キーでアプリをロックする機能が導入された。また、検索機能の改善も図られている。
「1Password for Windows 7」はWindows 7以降に対応しており、動作には.NET Framework 4.6.2以降が必要。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。ライセンスは月額2.99米ドル(税込み)からとなっており、30日間の試用期間が設けられている。
ソフトウェア情報
- 「1Password for Windows」
- 【著作権者】
- AgileBits, Inc.
- 【対応OS】
- Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 月額2.99米ドルなど
- 【バージョン】
- 7.1.567(18/06/11)