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GitHub、フリーのコードエディター「Atom」の最新版v1.26.0を正式公開

ファイルシステムウォッチャーが改善。「GitHub」「Teletype」パッケージも強化される

「Atom」v1.26.0

 米GitHubは18日(現地時間)、テキストエディター「Atom」の最新版v1.26.0を正式公開した。「Electron」ベースのクロスプラットフォームアプリで、現在本ソフトの公式サイトからWindows/Mac/Linux向けが無償でダウンロードできる。

 「Atom 1.26」では、ファイルシステムウォッチャーが改善。OSがファイルの変更イベントを検知できない場合に、「Atom」側でポーリングを行うようになった。リモートドライブをマウントしているなど、ドライブの検出が不安定な場合は、ファイルシステムウォッチャーの動作をポーリングへ変更しておくことで安定性を向上させることができる。また、消費リソースの削減やパフォーマンスの向上を図った実験的なファイルシステムウォッチャーも導入されており、設定ファイルで有効化すれば利用できるようになっている。

 そのほかにも、同梱の「GitHub」パッケージが強化。最近のコミット一覧を表示する機能が追加されたほか、「Git」の認証ダイアログにユーザー名とパスワードを記憶するオプションが追加された。また、チーム開発をサポートする「Teletype」パッケージでは“あいまい検索”をサポート。目的のファイルをすばやく探し出せるようになった。

 なお、次期バージョンのベータ版「Atom 1.27」のリリースも同日付けでアナウンスされている。「Atom 1.27」では引き続き「GitHub」の改善が図られ、任意のコミットに“co-authors”を設定できるようになるほか、「GitHub」ペインでプルリクエストを作成できるようになる。また、ステータスバーがブランチの状態に応じて変化し、ワンクリックでプッシュやプルが行えるようになる。

ソフトウェア情報

「Atom」安定版
【著作権者】
GitHub Inc.
【対応OS】
Windows/Mac/Linux
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.26.0(18/04/18)