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Microsoft、6月の月例セキュリティアップデートを公開、“Spectre V4”緩和策を導入

Windows、IE、Edge、Officeなどの製品が対象。Adobe Flash Playerは定例外で公開済み

2018年6月のセキュリティ更新プログラム

 米Microsoftは12日(現地時間、以下同)、2018年6月のセキュリティ更新プログラムを公開した。現在、“Windows Update”や“Microsoft Update Catalog”から入手できる。

 今回のアップデートは、以下の製品が対象。なお、「Adobe Flash Player」に関しては米国時間7日に定例外で先行リリースされている。

  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge
  • Microsoft Windows
  • Microsoft Office、Microsoft Office Servers および Web Apps
  • ChakraCore
  • Adobe Flash Player

Windows 10およびWindows Server 2016(Microsoft Edge を含む)

 最大深刻度は“緊急”(リモートでコードが実行される)。“Spectre”脆弱性の新しい亜種の1つである“Spectre Variant 4”(CVE-2018-3639)のIntelプロセッサー向け緩和策が追加されたほか、AMDプロセッサー向けにも“Spectre Variant 2”(CVE-2017-5715)の緩和策が導入された。

 また、「April 2018 Update(バージョン 1803)」に対する累積的更新プログラムには、Intelおよび東芝製SSDの一部モデルとの互換性問題に関する修正も含まれている。

 そのほかにも、「Microsoft Edge」と「Internet Explorer」で“SameSite Cookie”がサポートされた。これはクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)攻撃や情報漏洩のリスクを軽減するためのWeb標準仕様で、「Google Chrome 51」「Firefox 60」でもサポートされている。

Windows 8.1、Windows RT 8.1およびWindows Server 2012 R2

 最大深刻度は“緊急”(リモートでコードが実行される)。Windows RT 8.1の更新プログラムは“Microsoft Update Catalog”で提供されておらず、“Windows Update”からのみ入手できる。

Windows Server 2012

 最大深刻度は“緊急”(リモートでコードが実行される)。

Windows 7 SP1 and Windows Server 2008 R2 SP1

 最大深刻度は“緊急”(リモートでコードが実行される)。なお、「Windows 7」のサポート期間は残り1年半ほどとなっている。早めに移行計画を立てることをお勧めする。

Windows Server 2008

 最大深刻度は“緊急”(リモートでコードが実行される)。Windows Server 2008の更新プログラムは累積的更新(過去にリリース更新プログラムをすべて含めて配信する形式)やロールアップ(その月の更新プログラムをひとまとめにしたもの)として提供されておらず、問題ごと個別にパッチが提供される。

Internet Explorer

 最大深刻度は“緊急”(リモートでコードが実行される)。

  • Internet Explorer 9:2件(緊急1件、重要1件)
  • Internet Explorer 10:2件(緊急1件、重要1件)
  • Internet Explorer 11:4件(緊急2件、重要2件)

 また、「Internet Explorer」や「Microsoft Edge」で使われているJavaScriptエンジンからWindows固有の機能を削除したオープンソースライブラリ「ChakraCore」では3件の脆弱性が修正された。深刻度の内訳は“緊急”が2件、“重要”が1件となっている。

Microsoft Office、Microsoft Office ServersおよびWeb Apps

 「Microsoft Office」では23のセキュリティ修正と22の非セキュリティ修正が実施された。最大深刻度は“重要”(リモートでコードが実行される)。

Microsoft SharePoint

 「Microsoft SharePoint Foundation 2013 Service Pack 1」「Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016」では、2件の脆弱性が修正された。