Microsoft、デスクトップ版「Skype 8.0」の配信を開始 ～現行版「Skype 7.0」は終了へ

「Skype」v8.25.0.5

　米Microsoftは7月16日（現地時間）、デスクトップ版「Skype 8.0」の配信を開始した。9月1日以降、現行版の「Skype 7.0」（Skype classic）は利用できなくなるため、すべてのユーザーに対してアップデートが推奨されている。

　「Skype 8.0」は“Skype Insider”でテストされていた「Skype」アプリの次期バージョン。「React JS」や「React Native」をベースに「Skype」チームが開発したオープンソースライブラリ「ReactXP」が内部で用いられており、ネイティブアプリとWebアプリのコード共通化が図られた。

　「Skype 8.0」では、以下の機能が利用可能（「Skype 8.0」の紹介ページより引用）。モバイル版やWindows 10版で導入された新しい機能が、Windows 7/8.1やMacでも利用できるようになる。

• @メンション：他のユーザーの名前の後に @ の記号を入力することによって、グループ チャット内で他のユーザーから簡単に注目してもらえます。この場合、@メンションしたユーザーに対する通知が発生します。
• カスタマイズ可能なテーマ：色の選択とテーマの選択を行います。アプリケーション設定でお使いの Skype クライアントに最適な設定を選べます。
• 豊富な通話アクティビティ・写真、サウンド、または画面全体を共有したり一緒に見たり聞いたりすることで、通話中の時間をより豊かに共有します。
• 通知パネル：1 つの集約的な場所で、自分のメッセージに対する反応や、グループ会話内での @メンションや、他のユーザーに自分の発言が引用されたことなどのすべてを見ることができます。
• 柔軟なグループ通話のキャンバス：グループ通話のエクスペリエンスをカスタマイズします。メインの通話ビューとオーバーフロー リボンとの間で連絡先をドラッグ アンド ドロップするだけで、フォーカスするユーザーを選択できます。
• 会話のアシスタント：ボットを会話に追加すると、チケットの予約、旅行の計画、ニュースの検索などの手助けをしてもらえます。

　加えて、今年の夏以降にはiPad版「Skype 8.0」のロールアウト、メッセージを読んだメンバーを表示する機能、エンドツーエンドで暗号化されたプライベート会話、通話の録音、「Skype」にまだ参加していないユーザーを簡単に招待できる機能、グループ会話・通話のためのリンク生成機能などが計画されているという。