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延期されていた「Skype 7.0」から「Skype 8.0」への移行は11月より開始
ストアアプリも「Skype 8.0」ベースの“バージョン 14”へ ~プレビュー版がテスト中
2018年9月28日 16:13
米Microsoftは9月27日(現地時間、以下同)、「Skype 7.0」(Skype classic)から「Skype 8.0」への移行を11月より開始する計画を明らかにした。同社は当初、「Skype 7.0」を9月1日で廃止する方針だったが、一部ユーザーの反発により延期していた。
「Skype」は当初より採用していたP2P型アーキテクチャーからモバイルとの親和性の高いクラウドアーキテクチャーへ移行する(参考記事)とともに、プラットフォームの統合を推し進めてきた。「Skype 8.0」はその総仕上げともなるバージョンで、「ReactXP」ライブラリでネイティブアプリとWebアプリのコード共通化が図られており、デスクトップでもモバイルでもWebでも最新の改善を享受できる。アクセシビリティの改善や通話の録音・録画機能、“Spotify”で楽曲・アルバム・アーティストを検索してチャットで共有する機能などはその成果と言えるだろう。使い勝手や機能は多少変わってしまうが、代わりに得られるものも多い。
同社はデスクトップで11月1日から、スマートフォン・タブレットでは11月15日から、移行の第一波を開始する。すぐに「Skype 8.0」へ移行する必要はないが、「Skype 7.0」はいずれ利用できなくなるため、いつかは移行しなければならない。
なお、「Skype 8.0」はデスクトップ(Windows/Mac/Linux)、タブレット、スマートフォン(iOS/Android)共通だが、これに加え、Windows 10ではストアアプリ版(バージョン 12)が利用できる状態だ。このストアアプリ版も、いずれは「Skype 8.0」がベースとなる予定。“Windows Insider Program”メンバーは、「Skype 8.0」がベースの“バージョン 14”を一足先にテストすることができる。