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「Skype」アプリが通話の録音・録画をサポート ~デスクトップ・モバイル両対応
Windows 10版は後日対応
2018年9月11日 06:30
米Microsoft傘下のSkypeは9月4日(現地時間)、「Skype」アプリが通話の録音・録画をサポートしたことを発表した。デスクトップとモバイルの両方に対応しており、Windows 10版を除くほとんどのプラットフォームで利用できる。
「Skype」アプリの通話記録機能は、クラウドベースで実装されている。サードパーティー製ツールを利用した記録に比べると、「Skype」アプリに統合されており、追加のセットアップなしに気軽に利用できる点、通話相手のプライバシーにも配慮されており、録音・録画をしていることが通知される点、クラウドに保存されるため他のユーザーへの転送が容易な点が優れている。保存期間は30日間で、その間であればMP4形式でいつでも再生・ダウンロードが可能だ。
デスクトップの場合、ボイス・ビデオチャット画面の右下にある[その他のオプション]ボタン(“+”アイコン)をクリックすると、[録音を開始]コマンドへアクセス可能(録画にも対応)。モバイルの場合も、チャット画面の[+]ボタンから記録コマンドが利用できる。
記録中はチャット画面の上部にツールバーが現れ、経過時間が表示される。記録の停止もこのツールバーから行う。また、このバーは相手のチャット画面にも表示され、録音・録画していることが明示される。相手側から記録を停止することはできないが、チャットを終了すれば記録も自動で停止される。
記録済みのチャットは、ビデオと同じ要領でテキストチャット画面に共有される。その場での再生はもちろんのこと、メニューから保存・転送することもできる。
なお、通話記録機能はWindows 10版「Skype」でもサポートされる予定だ。同社は新バージョンを今後数週間以内にリリースするとしている。