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「Steam」アプリに新設計のテキストチャット・ボイスチャット機能が導入

アプリでなくても利用可能、Webにさえアクセスできればゲーム仲間とコンタクトできる

「Steam」アプリに新設計のテキストチャット・ボイスチャット機能が導入

 米Valveは24日(現地時間)、「Steam」アプリをアップデートした。「Steam」アプリは、ゲーム配信サービス“Steam”の公式クライアントソフト。本バージョンでは、新しいテキストチャット・ボイスチャット機能が導入されている。

 新しい「Steam」のチャット機能は、あらゆる部分がモダナイズされている。たとえば、フレンドリストはドラッグ&ドロップでクイックアクセスやグループチャットに追加することが可能。複数のチャットをタブで切り替えられる点や、イメージ、ビデオ、サウンドといったメディアを投稿すると、それがチャット画面にインライン表示される点も今風のデザインといえる。永続的なグループチャットも利用可能で、同じゲームを楽しむ仲間で集まったり、ギルド・パーティー単位で気軽にグループを作成できる。

 さらに、ボイスチャットは“WebRTC”ベースで再設計された。ボイストラフィックは暗号化されており、P2Pではなく“Steam”のサーバーを介してやり取りされる。そのため、相手に物理アドレスがそのままわたることがなくなった。サウンドコーデックには定評のある“Opus”が利用されており、高品質な会話が可能だ。

フレンドリストはドラッグ&ドロップでユーザーを管理可能
複数のチャットをタブで切り替え。添付メディアはインラインで表示
グループチャット機能

 これらの機能は「Steam」アプリだけではなく、Webでも動作する。「Steam」アプリをインストールできない環境でも、Webにさえアクセスできればゲーム仲間とコンタクトをとることができる。

 「Steam」アプリはWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在“Steam”の公式サイトから無償でダウンロード可能。Windows版はWindows XP/Vista/7(編集部にてWindows 10での動作も確認)に対応している。

 なお、「Steam」アプリのWindows XP/Vistaサポートは年内までとなっているので注意。今後リリースされる最新機能はWindows XP/Vista環境では利用できないため、できるだけ早めの移行をお勧めする。