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Google Chrome拡張機能をストアから直接インストール ~「Opera 55」が正式版に
設定ページやセキュリティバッジもリニューアル
2018年8月17日 16:00
ノルウェーのOpera Softwareは8月16日(現地時間)、デスクトップ向けWebブラウザー「Opera」の最新安定版「Opera 55」を正式公開した。今回のアップデートでは、ベースとなる「Chromium」ブラウザーのバージョンをv68.0.3440.106へとアップデート。設定画面が刷新されたほか、新しいセキュリティバッジや「Google Chrome」向けの拡張機能をインストールする機能が導入されている。
「Opera 55」の新しい設定ページは単一のページとなっており、利用頻度の高い設定を集めた[基本設定]と上級者向けの[詳細ツール]という2つのセクションに大別されている。サイドバーの[詳細ツール]セクションを展開すると、プライバシー関連の機能やパスワードの管理を行う[プライバシーとセキュリティ]、VPNやバッテリーセーバーといった機能をコントロールできる[機能]、スタートページやユーザーインターフェイス設定を集約した[ブラウザ]の3セクションへアクセスできる仕組みだ。ダークテーマにも対応しており、ブラウザーのテーマを切り替えればそれに追従してデザインが変化する。
この設定ページは、画面左上隅にある「Opera」アイコンや新規タブページの[簡単設定]パネルからアクセス可能。目的のオプションを探し出す際は、設定ページ右上の検索バーを利用すると便利だ。
また、「Opera 55」ではアドレスバー左側のアイコン(セキュリティバッジ)をクリックすると現れる[ページ情報]ポップアップもリニューアルされている。このポップアップには、閲覧サイトに関するセキュリティ情報・コンテンツ情報が簡潔にまとめられている。また、サイトの設定へアクセスするボタンも用意されており、特定の機能を個別にコントロール(許可・確認・ブロック)できる。
さらに、“Chrome ウェブストア”から直接「Google Chrome」用の拡張機能をインストールできるようになったのも「Opera 55」における大きな改善点。「Install Chrome Extensions」というOpera公式の拡張機能が初期状態で組み込まれており、“Chrome ウェブストア”の拡張機能ページを開くと「Opera」へのインストール方法を案内してくれる。本家「Google Chrome」よりは手順が増えるが、なんの下準備もなしに手軽に「Google Chrome」用の拡張機能を導入できるようになったのがメリットといえるだろう。
そのほかにも、初期状態でアドレスバーの下にブックマークツールバーが表示されるようになった。不要であれば右クリックメニューから非表示にすることもできる。
「Opera」はWindows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。すでにインストール済みの場合は、自動更新機能を利用してアップデートすることも可能。