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「Adobe Photoshop CC」に“Critical”な脆弱性が2件、修正版が公開

いずれもリモートから任意のコードが実行可能となる恐れ

公開したセキュリティ情報“APSB18-28”

 米Adobe Systemsは8月21日(現地時間)、フォトレタッチソフト「Adobe Photoshop CC」に複数の脆弱性が存在することを明らかにした。修正済みの最新版がリリースされている。

 同社の公開したセキュリティ情報(APSB18-28)によると、今回修正された脆弱性はCVE番号ベースで2件(CVE-2018-12810、CVE-2018-12811)。いずれもリモートから任意のコードが実行可能となる恐れがあり、同社基準で3段階中最高の“Critical”と評価されている。

 脆弱性の影響を受けるバージョンは以下の通り。

  • 「Photoshop CC 2018」v19.1.5およびそれ以前(Windows/Mac)
  • 「Photoshop CC 2017」v18.1.5およびそれ以前(Windows/Mac)

 過去に悪用された事例がないため、適用優先度は“3”と低めに設定されているが、ユーザーの都合のいいタイミングでそれぞれv19.1.6、v18.1.6へアップデートすることが推奨されている。