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「Lightroom CC」でHEIC画像の読み込みがサポート ~「Adobe Creative Cloud」8月更新
「Lightroom Classic CC」や「XD CC」でいくつかの機能改善・追加が実施
2018年8月23日 12:04
米Adobe Systemsは8月21日(現地時間)、「Adobe Creative Cloud」をアップデートした。「Lightroom CC」や「Lightroom Classic CC」、「XD CC」でいくつかの機能改善・追加が実施されている。
「Adobe Lightroom CC」
クラウドベースの写真処理・管理ツール「Lightroom CC」では、アルバムのローカルストレージオプションが追加。アルバムの写真をあらかじめローカルデバイスへ保存しておけば、オフラインでも作業できるようになる。
また、Windows版「Lightroom CC」ではHEIC画像の読み込みがサポートされた。HEIF(High Efficiency Image File Format)形式は、「iOS 11」で採用されたことで脚光を浴びているメディアフォーマット。バーストモードなどで撮影した複数の画像、メタデータなどを単一のファイルにまとめることができるコンテナフォーマットで、Blu-rayなどでも採用されている高圧縮コーデック“HEVC”により、従来のJPEG形式よりもディスクスペースを節約できる。
「Adobe Lightroom Classic CC」
旧来のデスクトップ向け「Lightroom」の流れをくむ「Lightroom Classic CC」では、フォトブックをデザイン・プリントするブックモジュール機能の強化が図られた。オンデマンドプリントサービス“Blurb”のブックページでセルをカスタマイズし、見栄えをユニークにカスタマイズできるようになったほか、“Blurb Trade Books”、“Magazine”、“Layflat”といったさまざまなブックスタイルが選べるようになった。
また、プリセットやプロファイルの読み込みも改善。プリセットパネルやプロファイルブラウザーからZIP形式で圧縮されたデータを読み込める。
「Adobe XD CC」
画面デザインツール「Adobe XD CC」では、使い勝手を改善する機能がいくつか導入されている。たとえば、デザインスペックから指定したアセットを書き出せるようになり、デザイナーと開発者間のやり取りがより手軽になった。アセットパネルではドラッグで簡単にアイテムを並び替えることができる。
そのほかにも、共有されたプロトタイプとデザインスペックのコメントで“@”メンションがサポート。特定の関係者に通知を送って、確認を促すことができるようになった。通知は「Adobe Creative Cloud」デスクトップアプリやメールで受け取ることができる。
また、プロトタイプとデザインスペック共有への招待がブラウザーから行えるようになった。これまでは「XD」アプリからしか送れなかったが、デザインがオンラインで公開されたあとにブラウザーから関係者を簡単に追加・削除できる。
そのほか
なお、「Photoshop CC」では2件の致命的な脆弱性が修正されているので注意。いずれもリモートから任意のコードが実行可能となる恐れがあり、アップデートが推奨されている。