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「TeamViewer 14」がプレビュー公開 ~無償の定番リモートデスクトップソフトの次期版

接続環境に応じてスマートに品質を調整、ARソリューション「TeamViewer Pilot」を追加

「TeamViewer 14」がプレビュー公開

 独TeamViewer GmbHは10月24日(現地時間)、リモートデスクトップ操作ソフト「TeamViewer」の次期バージョン「TeamViewer 14」をプレビュー公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。完成版は、11月13日にリリースされる予定。

 「TeamViewer 14」は、通信データの適応型圧縮(Smart Adaptive Compression)機能を搭載。接続環境を分析してデータ圧縮を自動的に調整できるようになり、低帯域幅のネットワーク環境でも快適に利用できるようになった。

 また、拡張現実(Augmented Reality:AR)ソリューション「TeamViewer Pilot」が新たに「TeamViewer」ファミリーのラインナップに加わった。「TeamViewer Pilot」をスマートフォンへインストールすれば、カメラの映像をパートナーの「TeamViewer 14」(PC/Mac)へリアルタイムで送信し、リモートサポートを受けることが可能。映像に矢印などを加えながら、遠隔指示を送ることができる。

 そのほかにも、「macOS Mojave」への最適化、ダークモードのサポート(Windows版で試用したところOS設定とは連動しない)、iOS画面共有の改善などが行われた。セキュリティも強化されているという。

ダークモードをサポート

 「TeamViewer」は、Windows/Mac OS X/Linuxに対応するマルチプラットフォーム対応のリモートデスクトップソフト。モバイル端末を利用したスクリーンシェアリングとリモートコントロールにも対応しており、オンラインサポートやオンラインミーティング、プレゼンテーションなどにも活用できる。個人の非商用であれば無償で利用できるのもメリットだ(それ以外の用途に利用する場合は有償ライセンスの購入が必要)。