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「TeamViewer 13」が正式版に ~世界初のiOS画面共有、新UIをはじめ多くの改善を導入

個人利用・非商用は無償。マルチプラットフォーム対応のリモートデスクトップソフト

「TeamViewer」v13.0.5058

 独TeamViewer GmbHは28日(日本時間)、リモートデスクトップソフト「TeamViewer」の最新版「TeamViewer 13」を正式公開した。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 「TeamViewer」は、Windows/Mac/Linuxやモバイルデバイスをサポートするマルチプラットフォーム対応のリモートデスクトップソフト。リモートサポートやオンライン会議にも対応しており、個人の非商用であれば無償で利用できる(それ以外の用途に利用する場合は有償ライセンスの購入が必要)。

 最新版となる「TeamViewer 13」では、世界で初めてiOSの画面共有機能を実装。コンパニオンアプリ「TeamViewer QuickSupport」をインストールすれば、「iOS 11」のスクリーン録画機能“画面収録”を利用して、操作する様子をリモート転送することができる。iPhoneやiPadのトラブルを遠隔からトラブルシューティングしたいといったケースで頼りになりそうだ。

 ユーザーインターフェイス関連では、新しいデザインがプレビュー提供されたのが目につく。コンピューター&パートナーの一覧に“最近の接続”グループが追加され、最近アクセスしたデバイスにすばやく再接続できるようになったのも改善点だ。

プレビュー提供されている新しいユーザーインターフェイスデザイン

 さらに、リモートデスクトップ画面ではリモートデバイスの情報を集約したダッシュボードが拡張された。稼働時間やシリアルナンバー、ディスクドライブの状態、バッテリーステータス、BIOSのバージョンといったシステム情報が1つの画面で得られるため、リモート接続中に発生した問題を特定するのに役立つ。また、GPUによるハードウェアアクセラレーションがサポートされており、リモートデスクトップ接続のパフォーマンスも改善されている。

リモートデバイスの情報を集約したダッシュボードが拡張

 一方、ファイル転送機能でもいくつかの改善が盛り込まれている。たとえば、これから行う転送タスクを一覧した“ジョブキュー”が追加。どのファイルがどこへ転送されているのかがわかりやすくなり、進捗状況のモニタリングが容易になったほか、タスクをドラッグ&ドロップで並び替えて実行順序を入れ替えられるようになっている。

ファイル転送機能でもいくつかの改善が盛り込まれている

ソフトウェア情報

「TeamViewer」Windows版
【著作権者】
TeamViewer GmbH
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(個人の非商用のみ)
【バージョン】
13.0.5058(17/11/28)