ニュース
「Windows 10 19H1」Build 18272が公開 ~“Windows Hello”関連の設定がわかりやすく
アクセシビリティや入力機能にも多くの改善が盛り込まれる
2018年11月1日 07:00
米Microsoftは10月31日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 18272(19H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リング参加ユーザーに対して公開した。現在、“Windows Update”から入手可能。テストへの参加を支援するため、本ビルドではISOイメージファイルも提供されている。
Build 18272では、「設定」アプリの[アカウント]-[サインイン オプション]セクションのデザインが見直された。従来のデザインは“Windows Hello(顔認識、指紋認証)”やパスワード、PINといったサインインオプションが雑然と並んでおり、混乱を招くとして改善が要望されていたが、新しいデザインでは“デバイスへのサインイン方法の管理”という見出しの下、すべてのサインインオプションが一つのリストに集約された。
それぞれのサインインオプションには“Windows Hello Face(顔認識)”、“Windows Hello Fingerprint(指紋認証)”、“Windows Hello PIN”といったわかりやすい見出しが付与され、簡単な説明文が添えられる。サインインオプションを選択するまで関連するオプションが表示されないのもシンプルだ。また、利用中のデバイスでサポートされていないサインインオプションには、赤字でその旨が明記されるようになった。
また、本ビルドではアクセシビリティや入力機能にも多くの改善が盛り込まれた。日本語ユーザーにはあまり関係はないが、入力関連では「SwiftKey」やハードウェアキーボードの入力予測機能でサポート言語が拡充されたほか、インド系文字を入力するためのキー配列“InScript”やインド諸語のための入力システムが新たにサポートされている。
そのほかにも、「Snip&Sketch」や「Sticky Notes」といったインボックスアプリがアップデートされた。既知の不具合としては、“WSL”が動作しない点に注意。また、デュアルブート環境でブルースクリーンが発生する場合があるという。