スクショツール「Snip & Sketch」が強化 ～枠線の追加や印刷に対応、保存時の振る舞いも賢く

「Snip & Sketch」v10.1809.2964.0（日本語名：切り取りとスケッチ）

　米Microsoftは10月31日（現地時間）、「Windows 10 Insider Preview」Build 18272（19H1）を“Windows Insider Program”の“Fast”リング参加ユーザーに対して公開した。同ビルドでは、OS標準のスクリーンショットツール「Snip & Sketch」（日本語名：切り取りとスケッチ）が強化。いくつかの新機能が導入されている。

　まず、スクリーンショットに枠線を追加するオプションが追加された。これにあわせて設定画面も刷新されており、枠線の太さなどをカスタマイズできるようになっているという。編集部では確認できなかったが、段階的にロールアウトされるものと思われる。

　次に、編集したスクリーンショットを印刷する機能がサポートされた。これまでは一旦ペイントソフトなどに貼り付ける必要があったが、最新版では［…］メニューにある［印刷］コマンドを実行するだけで印刷が可能。PDFファイルにしたい場合にも役立つ。

　そのほかにも、保存されてない変更がある場合に確認ダイアログが表示されるようになった。スクリーンショットを保存する際、ファイル形式としてJPEG/GIFを選択できるようになったほか、タイムスタンプの入ったファイル名が提案されるのも気が利いている。

スクリーンショットを保存する際、タイムスタンプの入ったファイル名が提案される

　「Snip & Sketch」は「Windows 10 October Update」以降に標準搭載されており、［Windows］＋［Shift］＋［S］キーや“アクション センター”のクイックコマンドから簡単に呼び出すことが可能。最新版へは「ストア」アプリからアップデートできる。“Windows Insider Program”でのテストで大きな問題が発見されなければ、リリース版「Windows 10」にも導入される見込みだ。