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ARM64向けWindowsアプリの開発が正式サポート ~「Visual Studio 2017」v15.9でビルド可能

“Microsoft Store”での受け付けも開始

「Visual Studio 2017」v15.9でARM64アプリの開発が正式サポートされる

 米Microsoftは11月15日(現地時間)、64bit ARM CPU(ARM64)向けWindowsアプリ開発を公式にサポートしたことを明らかにした。同社は今年5月より早期プレビューツールを提供してARM64アプリへの対応を準備してきたが、今回「Visual Studio 2017」v15.9が正式にリリースされたことにより、公式のサポートのあるSDKと開発ツールを利用した開発が可能となった。また、“Microsoft Store”でARM64アーキテクチャ向けに開発されたアプリの受け付けも開始されている。

 UWPアプリの場合、「Visual Studio 2017」v15.9へ更新すると新しいプロジェクトでARM64のビルド構成を選択できるようになる。C++言語でWin32アプリを開発する場合は、「Visual Studio Installer」でARM64向けのコンパイラーとライブラリを追加し、ARM64のビルド構成を追加すればよい。

ARM64向けのC++コンパイラーとライブラリ

 “Microsoft Store”へ提出できるのは、C++または.NET Nativeで開発されたARM64 UWPアプリとなる。「Desktop Bridge」でARM64バイナリをパッケージングしてストアに申請することも可能だ。また、Win32アプリのARM64版を自分のWebサイトで配布してもよい。