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検索・置換・フィルターで数値の範囲指定が可能になった「EmEditor」v18.4.0

置換表現には「Chakra」ベースのJavaScriptを導入。「Excel」並みのデータ分析・加工も視野に

「EmEditor Professional」v18.4.0

 米Emurasoftは12月19日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v18.4.0を正式公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows 2008 R2以降に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 本バージョンの目玉は、数値による範囲指定が検索・置換・フィルター機能で利用できるようになったこと。たとえば“3から6まで”は“[3 , 6]”と表現することが可能。6を含まない場合は“[3 , 6)”、6未満のいずれでもよい場合は“[ , 6)”と記述できる。整数だけでなく小数を扱うことできるので、簡単な数値分析であれば「EmEditor」だけで済ませられそうだ。

 また、検索・置換クエリをテキストで記述するのが苦手な場合は、GUIを利用することが可能。各種ダイアログにある“モード”プルダウンを“数値指定”に切り替えると、数値の範囲を指定するためのダイアログへアクセスできる。[フィルター]ツールバーならば、[数値範囲を使用する]ボタンを利用してもよい。マクロの“Find”、“Replace”、“FindInFiles”、“ReplaceInFiles”、“Filter”メソッドで数値範囲を利用する場合は、“ExFlags”パラメータに“eeExFindNumberRange”フラグを含めればよい。

GUIでの指定も可能。各種ダイアログにある“モード”プルダウンを“数値指定”に切り替えると、数値の範囲を指定するためのダイアログへアクセスできる

 加えて、正規表現と範囲指定を利用して置換する際、置換表現としてJavaScriptが利用できるようになった。たとえば“¥J ¥0 * 100”と記述すれば、マッチした部分(¥0)に対して100をかけることが可能。文字列の操作をしたり、隣接セルの値を参照して利用することもできるので、応用次第では「Excel」に近い複雑な処理も行えそうだ。

 なお、置換表現に使われるJavaScriptのエンジンは、「EmEditor」のマクロで使われている古い「JScript v5.8」ではなく、「Microsoft Edge」などで使われている「Chakra」なのだという。そのため、マクロで使用される各種オブジェクトは利用できないが、より高速な動作が期待できる。

 そのほかにも、非常に長い行が含まれているテキストや、正規表現による強調文字列が用いられているドキュメント、マーカーが多数定義されているドキュメントを扱う際のパフォーマンスが向上しているという。

 「EmEditor Professional」は、Windowsプラットフォームで定番のテキストエディター。プラグインで機能を拡張できるのが特徴で、CSVデータを扱うための機能も非常に充実している。価格は1年間の利用が可能な年間サブスクリプションが4,800円(税抜き、以下同)、ライセンスの更新料は年額2,400円。ライセンスの有効期間に制限のない永久ライセンスは18,000円。30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。

 また、“Microsoft Store”から入手できるストア版も用意されており、年額19.99米ドルで利用可能。最新版は数日以内にリリースされる予定で、利用中の場合は自動でアップデートされる。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降
【ソフト種別】
シェアウェア 年額税抜き4,800円(永久ライセンスは税抜き18,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
18.4.0(18/12/19)