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「Android Studio 3.3」が正式リリース ~200以上の不具合を修正

「Navigation Editor」や「Clang-Tidy」をサポート

「Android Studio 3.3」

 米Googleは1月14日(現地時間)、Androidアプリの開発環境「Android Studio 3.3」を正式公開した。大きな機能追加はないが、最後の安定版リリースから200以上の不具合が修正されるなど、さらなる品質の向上が図られている。

 「Android Studio 3.3」はJetbrains社の最新統合開発環境「IntelliJ IDEA 2018.2.2」がベースとなっており、新しいコードエディターやアップデートされたアイコンが利用可能。バージョン管理システムとの統合が強化されたほか、“MacBook”の“Touch Bar”もサポートされている。

「Android Studio 3.3」の開発画面

 機能面では、これまでプレビュー版としてテストされていた「Navigation Editor」が公式にサポートされた。XMLリソースを直接編集しなくても、ナビゲーショングラフをビジュアルに編集することが可能で、アプリ内のナビゲーション(画面遷移)をより手軽に設計できる。

「Navigation Editor」が公式にサポート

 そのほかにも、C/C++コードの静的解析機能「Clang-Tidy」がサポートされ、コーディングエラーのチェックや不具合部分の特定が容易になった。プロジェクトウィザードのアップデートや、「Android Studio」のアップデートで不要になったデータをクリーンアップする機能の実装なども行われている。

プロジェクトウィザードを更新

 「Android Studio」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、Android開発者向けのサイト“Android Developers”から無償でダウンロード可能。Windows版「Android Studio」はWindows 7/8/10で利用できる。

ソフトウェア情報

「Android Studio」Windows向け安定版
【著作権者】
Google LLC
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.3(19/01/14)