ニュース

“Windows Update”に接続できない問題が、一部の環境で発生

Microsoftが原因を調査、サーバー側での対応を実施。解消しない場合の回避策も案内

“マイクロソフト コミュニティ”の案内ページ

 1月末から“Windows Update”に接続できない問題が、一部の環境で発生しているようだ。Microsoftの公式フォーラム“マイクロソフト コミュニティ”で回避策が案内されている。

 同社によると、“Windows Update”を実行すると“更新サービスに接続できませんでした。後で自動的に再試行されますが、今すぐ手動で確認することもできます。この問題が引き続き発生する場合は、インターネットに接続していることを確認してください。”というエラーが表示されるという問い合わせが、1月30日(日本時間、以下同)ごろから多く寄せられているという。

 同社は原因を調査していたが、2月5日にサーバー側で対応を行ったとのこと。ルーターやモデムの再起動で解決する可能性がある。それでも問題が解消しない場合は、以下の3つの回避策を試してみるとよい。

回避策1:DNS クライアントのリゾルバー キャッシュをフラッシュし、リセットする

 「コマンド プロンプト」を管理者権限で起動し、以下のコマンドを入力する。

ipconfig /flushdns

回避策2:IPv6 を無効にする

 「コントロール パネル」の「ネットワーク接続」を開き、ネットワークアダプターのプロパティ画面へアクセスする。[Windows]+[R]キーで[ファイル名を指定して実行]ダイアログへアクセスし、“ncpa.cpl”と入力して[OK]ボタンを押すのが早い。

「コントロール パネル」の「ネットワーク接続」を開く

 [ネットワーク]タブを開き、接続が使用する項目一覧のなかから“インターネット プロトコルバージョン 6 (TCP/IPv6)”を探し、チェックをOFFにして[OK]ボタンでプロパティ画面を閉じる。

プロパティ画面の[ネットワーク]タブを開き、、“インターネット プロトコルバージョン 6 (TCP/IPv6)”を探してチェックをOFF

回避策3:DNSの設定を変更する

 回避策2と同様にネットワークアダプターのプロパティ画面へアクセスし、“インターネット プロトコルバージョン 4 (TCP/IPv4)”のプロパティを開く。続いて、“次の DNS サーバーのアドレスを使う”を選択し、代わりのDNSサーバーを設定する。

“インターネット プロトコルバージョン 4 (TCP/IPv4)”に代わりのDNSサーバーを設定

 公式フォーラムでは“Google Public DNS”を利用する方法(優先DNSサーバーに“8.8.8.8”、代替DNSサーバーに“8.8.4.4”を設定)が案内されている。