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「Vivaldi 2.3」が正式リリース ~新規タブを自動で“スタック”する機能などを導入

アドレスバーやキャプチャー機能も改善

「Vivaldi」v2.3.1440.41

 ノルウェーのVivaldi Technologiesは2月6日(現地時間)、Webブラウザー「Vivaldi」の最新版v2.3を正式公開した。「Vivaldi 2.3」では、新規タブを“タブスタック”へ自動でまとめる機能が追加。アドレスバーも拡張され、よく使うページへすばやくアクセスできるようになっている。

新規タブを自動で“タブスタック”

 “タブスタック”は、開きすぎたタブをまとめて整理できる機能。タブを用途や内容で分類し、効率よく管理することができる。

 「Vivaldi」でタブを“スタック”するには、タブをドラッグして他のタブへドロップすればよい。しかし、特定のトピックに関する調べ物をしているときなどは、新たに開いたタブを自動で“スタック”できた方が便利だろう。

 「Vivaldi 2.3」では、設定画面の[タブ]-[新しいタブの位置]セクションに[関係するタブと共にタブスタック]というオプションが新設されている。このオプションを選択しておけば、アクティブなタブから新規タブでリンクを開いた際、そのタブを“タブスタック”へ勝手に追加してくれる。アクティブタブに関連するタブがどんどん“タブスタック”へ溜まっていくのが便利だ。

設定画面の[タブ]-[新しいタブの位置]セクション

アドレスバーの候補リストに“頻繁に訪れたページ”を追加

拡充されたアドレスバーの候補リスト

 アドレスバーに入力されたキーワードに応じた検索候補や履歴などをプルダウンリストに表示する仕組みは、モダンブラウザーではすっかり当たり前の機能となった。この機能は「Vivaldi」にも搭載されているが、「Vivaldi 2.3」ではこれがさらに拡張。検索候補だけでなく“頻繁に訪れているページ”をリストアップできるようになった。

 このオプションは初期状態で無効化されているが、設定画面の[アドレスバー]-[アドレス欄のドロップダウンメニュー]セクションにある[頻繁に訪れるページを含める]をONにすると利用できるようになる。

設定画面の[アドレスバー]-[アドレス欄のドロップダウンメニュー]セクション

スクリーンショットのファイル命名規則

 そのほかにもスクリーンキャプチャー機能が改善され、キャプチャーファイルの命名規則をカスタマイズできるようになった。命名規則には日時やホスト名、ページタイトルなどを加えることが可能で、あとでキャプチャーした画像を管理する際の手掛かりになる。

 「Vivaldi」はWindows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10で利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能。

ソフトウェア情報

「Vivaldi」
【著作権者】
Vivaldi Technologies AS
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.3.1440.41(19/02/06)