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「EmEditor」v18.6が公開 ~複数選択モードの使い勝手とパフォーマンスを改善

細かい不満点を解消してブラッシュアップ

「EmEditor Professional」v18.6.0

 米Emurasoftは2月7日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v18.6.0を正式公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows 2008 R2以降に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 「EmEditor」v18.6における改善は多岐にわたるが、なかでも注目は複数選択モードの見直しだろう。複数選択モードは、ドキュメントの複数箇所を同時に選択し、まとめて編集できるようにしたもので、キーボード選択の場合は[F8]キーで複数選択の開始・終了を切り替えることが可能。マウス選択の場合は、[Ctrl]キーを押しながら異なる箇所をドラッグしていけばよい。

複数選択モード

 最新版では、選択された桁の範囲内のみで並べ替えや重複行の削除が可能となったほか、複数選択中でも[Insert]キーによる挿入・上書きの切り替え、改行の削除がサポートされた。コピーやカーソル移動の挙動も改められ、より自然な使い勝手を実現している。複数選択モードで文頭・文末の選択をキャンセルするコマンド([Ctrl]+[Alt]+[Shift]+上下キー)の導入や、複数選択中におけるカーソル移動やテキスト編集のパフォーマンス向上も図られている。

 そのほかにも、一時ファイルを使用しないで巨大ファイルを開く処理や、改行が含まれる文字列を改行が含まれない文字列へすべて置換する処理、非常に長い行が含まれている文書を編集する際の動作などが高速化された。

 「EmEditor Professional」は、Windowsプラットフォームで定番のテキストエディター。プラグインで機能を拡張できるのが特徴で、CSVデータを扱うための機能も非常に充実している。価格は1年間の利用が可能な年間サブスクリプションが4,800円(税抜き、以下同)、ライセンスの更新料は年額2,400円。ライセンスの有効期間に制限のない永久ライセンスは18,000円。30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。

 また、“Microsoft Store”から入手できるストア版も用意されており、年額19.99米ドルで利用可能。最新版は数日以内にリリースされる予定で、利用中の場合は自動でアップデートされる。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降
【ソフト種別】
シェアウェア 年額税抜き4,800円(永久ライセンスは税抜き18,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
18.6.0(19/02/07)