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CPU命令セット“AVX-2”の活用で大幅な性能向上を果たした「EmEditor」v18.7.0
4月1日より永久ライセンスの価格が引き上げられるので注意
2019年3月27日 06:40
米Emurasoftは3月26日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v18.7.0を正式公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows 2008 R2以降に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
v18.7.0はパフォーマンスの改善に注力されており、非常に長い行を含むドキュメントを扱う際の処理速度が向上したほか、[並べ替え]や[重複行の削除]といったコマンドがマルチスレッド化され、動作速度が大幅に高速化された。また、最近のCPUに搭載されている“AVX-2”命令セットを活用することで、巨大ファイルを開く速度やフィルター、[すべて置換]コマンドでもパフォーマンス向上が図られているという。
一方、機能面での変更は[値をクリア]コマンドの追加にとどまっている。このコマンドはCSVセル選択モードのみで動作し、選択されたセルの中身をクリアする。「Excel」の挙動と合わせ、ショートカットキーとして[Delete]キーが既定で割り当てられているので、「Excel」に慣れたユーザーでも違和感のない操作が可能だ。
なお、4月1日より永久ライセンスの単体価格(税抜き、以下同)が18,000円から21,600円へと引き上げられるので注意。複数ライセンスを購入する場合の価格も改定される。年間サブスクリプション(初回年額4,800円、更新年額2,400円)などその他の価格は据え置きとなるが、永久ライセンスの購入を検討しているユーザーは早めの決断をお勧めする。
「EmEditor Professional」は、Windowsプラットフォームで定番のテキストエディター。プラグインで機能を拡張できるのが特徴で、CSVデータを扱うための機能も非常に充実している。有償ソフトだが30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。また、インストーラー版のほかにも、“Microsoft Store”から入手できるストア版が用意されており、年額19.99米ドルで利用可能。最新版は数日以内にリリースされる予定で、利用中の場合は自動でアップデートされる。
ソフトウェア情報
- 「EmEditor Professional」
- 【著作権者】
- Emurasoft, Inc.
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 年額税抜き4,800円(永久ライセンスは税抜き18,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
- 【バージョン】
- 18.7.0(19/03/26)