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「EmEditor」v18.8.0が正式公開 ~マルチスレッド化やAVX-2命令でさらなる性能向上
[Ctrl]+[Shift]+[V]キーがエディター画面以外でも利用可能になるなどの改善も
2019年4月24日 13:12
米Emurasoftは4月24日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v18.8.0を正式公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
今回のアップデートでは、前バージョンに引き続き、マルチスレッド化やCPU命令セット“AVX-2”を活用したパフォーマンス向上が図られた。巨大ファイルのオープン、検索・置換・フィルター処理、[大文字に変換][小文字に変換]コマンド、[単語の最初の文字を大文字に変換]コマンド、[全角に変換][半角に変換]コマンドなどで大幅な高速化を実現しているという。また、非常に長い行を含む文書の処理速度も大きく改善されている。
そのほかにも、クリップボードリングの回転を行うコマンド([Ctrl]+[Shift]+[V]キー)がエディター画面以外のテキストボックスでも利用できるようになった。キーボードショートカットを複数回実行すると、エディター画面でコピーされたテキストを履歴から取り出して貼り付けることができる。
また、“IPTip.jsee”マクロで新しい“GeoLite2”CSVフォーマットがサポートされた。所定の位置に“GeoLite2”データベースのファイルを配置し、IPv4文字列を選択した状態で“IPTip.jsee”マクロを実行すると、そのIPアドレスの国名をツールチップで表示することができる。
「EmEditor Professional」は、Windowsプラットフォームで定番のテキストエディター。プラグインで機能を拡張できるのが特徴で、CSVデータを扱うための機能も非常に充実している。有償ソフトだが30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。また、インストーラー版のほかにも、“Microsoft Store”から入手できるストア版が用意されており、年額19.99米ドルで利用可能。最新版は数日以内にリリースされる予定で、利用中の場合は自動でアップデートされる。
ソフトウェア情報
- 「EmEditor Professional」
- 【著作権者】
- Emurasoft, Inc.
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 年額税抜き4,800円(永久ライセンスは税抜き21,600円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
- 【バージョン】
- 18.8.0(19/04/24)