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「Opera R3」が開発者向けにリリース ~新しいデザインをテスト

ミニマムかつスタイリッシュで、コンテンツに集中できるデザインに

「Opera developer」v59.0

 ノルウェーのOpera Softwareは2月14日(現地時間)、デスクトップ向け「Opera」の最新開発版「Opera developer」v59.0を公開した。このバージョンには“R3(Reborn 3)”というコードネームが与えられており、デザインと機能の両面で多くの変更が加えられている。

 「Opera R3」のデザインは、基本的に「Opera 45」以降の“Reborn”を踏襲しており、そのブラッシュアップ版といえる。まず目につくのは、これまで黒背景だったサイドバーの色が、タブバーと同じ明るい色に統一された点だろう。これはWebブラウザーを目立たなくし、ユーザーがよりコンテンツに集中できるように配慮したものだ。ダークテーマへ切り替えれば、このサイドバー・タブバーは両方とも黒を基調とした色となる。ライト・ダークの各テーマもアップデートされ、写真撮影におけるライティング技術にインスパイアされた、よりスタイリッシュなものになった。

写真撮影におけるライティング技術にインスパイアされたライト・ダークテーマ

 また、タブのデザインも改善された。他の部分との調和を重視したフラットで自己主張のないデザインだが、アクティブなタブは陰影を用いて“物理的に開いている”ように演出されており、使い勝手は損なわれていない。

クティブなタブは“物理的に開いている”ように演出

 そのほかにも、“スピード ダイヤル”に配置されていた[簡単設定]ボタンがツールバーに移設された。アドレスバー右端には[スナップショット]アイコンが配置され、Webサイトのスクリーンショットを手軽に保存できるようになった。

[簡単設定]ボタンがツールバーに移設。[スナップショット]機能へのアクセスも改善

 「Opera R3」(「Opera developer 59.0」)はWindows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在、同社の公式ブログからダウンロード可能。このバージョンでは、Android版「Opera」に搭載されている暗号通貨のウォレット機能をデスクトップ版と連携させる機能もテストされる。

ソフトウェア情報

「Opera developer」
【著作権者】
Opera Software ASA
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
59.0.3228.0(19/02/14)