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「Firefox 66」が“Windows Hello”を介した“パスワードレス”なWeb認証に対応

指紋や顔、PINコードなどで対応サイトにログインできる

「Firefox 66」が“Windows Hello”を介した“パスワードレス”なWeb認証に対応

 Mozillaは3月19日(米国時間)、「Firefox 66」が“Windows Hello”を介した“パスワードレス”なWeb認証に対応したことを発表した。指紋や顔、PINコードなどでユーザーを認証してアプリケーションにそれを安全に伝える標準規格“FIDO2”(“CTAP2”プロトコル)と、「Firefox 60」以降でサポートされている“Web Authentication API(WebAuthn API)”を組み合わせることにより、IDとパスワードに頼らないWeb認証が可能となる。

 “Windows Hello”を利用したパスワードレスなWeb認証を体験するには、今春正式リリースされる予定の「Windows 10 バージョン 1903」(19H1)が必要。今すぐ試したい場合は、“Windows Insider Program”に参加して“Fast”リングで配信されているビルドを利用しよう。Mozillaは古いバージョンのWindowsを含め、他のすべてのプラットフォームでFIDO2/CTAP2サポートを提供することを目指し、尽力するとしている。

 なお、企業向けの長期サポート版「Firefox ESR」を利用している場合は、5月中旬にリリースされる「Firefox ESR 60.0.7」でパスワードレス認証への対応が計画されているとのこと。また、FIDO U2Fに準拠したUSBセキュリティキーをサポートするため、「Rust」言語で実装した“CTAP1”プロトコルも引き続きサポートされる。