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「WinSCP」がダークモードをサポート、ファイルの暗号化バックアップも可能に

ワイルドカードに名前が合致したファイルをハイライトする機能なども

「WinSCP」v5.15

 オープンソースのFTP/SFTP/SCPクライアントソフト「WinSCP」の最新版v5.15が、3月27日に公開された。Windows XP/Server 2003からWindows 8.1/Server 2012 R2/10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。Windows 10であれば“Microsoft Store”からも入手できる

 「WinSCP」は、「SSH」で安全にファイル転送を行うプロトコル“SCP”をサポートしたオープンソースのGUIクライアントアプリ。“FTP”“FTPS”“SFTP”“WebDAV”といったプロトコルや、“OneDrive”“Amazon S3”といったクラウドストレージも扱える。リモートとローカルでファイルをやり取りするのに便利な「FFFTP」風の“コマンダー”デザインと、リモートフォルダーのみをツリービューとリストビューで表現する“エクスプローラー”デザインの2つを切り替えられるほか、スクリプトやカスタムコマンドといった上級者向けの機能も充実している。

 今回のアップデートでは、最近流行の“ダーク モード”をサポート。OSの設定に従って、自動でテーマが切り替わるようになった。

最近流行の“ダーク モード”をサポート

 機能面では、SFTPサーバーに保存する際にファイルの名前や内容を暗号化する機能が追加された。転送時にファイルを暗号化しておけば、万が一サーバーのログイン情報を盗まれ、侵入を許してしまっても、ファイルの内容まで読み取られることはなくなる。本バージョンで強化されたディレクトリ同期機能と組み合わせれば、個人データを安全にバックアップできるだろう。

SFTPサーバーに保存する際にファイルを暗号化する機能が追加

 そのほかにも、ファイルをクリップボードにコピーする機能やワイルドカードに名前が合致したファイルをハイライトする機能が追加された。ファイルパネルのインクリメンタル検索も強化されている。

ワイルドカードに名前が合致したファイルをハイライト

ソフトウェア情報

「WinSCP」
【著作権者】
Martin Přikryl 氏
【対応OS】
Windows XP/Server 2003からWindows 10/Server 2016まで
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
5.15(19/03/27)