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Adobe、プログラミング向け無料フォント「Source Han Mono(源ノ等幅)」をリリース

PanCJKをカバーした等幅フォント

Adobeのブログ

 米Adobe Systemsは5月27日(現地時間)、「Source Han Mono(源ノ等幅)」フォントをリリースした。現在、“GitHub”のプロジェクトサイトから無償でダウンロード可能。

 「Source Han Mono」は、同社の「Source Han Sans(源ノ角ゴシック)」と「Source Code Pro」の流れを引くオープンソースのフォント。幅広いグリフをカバーする「Source Han Sans」とコーディングに適した「Source Code Pro」を組み合わせた等幅フォントを作ろうというコンセプトとしては「Source Han Code JP」がすでに知られているが、これは基本的に日本語環境での利用を考慮したものだった。今回リリースされた「Source Han Mono」は、このコンセプトをPanCJK(日中韓など東アジアで汎用的に使えること)へ拡大したものであるといえる。

「Source Han Mono(源ノ等幅)」フォント(標準ウェイト)

 「Source Han Mono」は立体と斜体の2スタイル、日本・中国・台湾・香港・韓国の5言語、7つのウェイトをサポートした70のフォントから成るOpenType/CFFコレクション(OTC)として公開されており、約15MBの軽量化が図られている。とはいえ、巨大であることには変わらないので、「Source Han Code JP」も日本専用版として引き続きメンテナンスされるようだ。

ソフトウェア情報

「源ノ等幅」
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windowsなど(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.000(19/05/27)