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メアド・パスワードの流出を警告する“Firefox Monitor”がメジャーバージョンアップ

新しい侵害ダッシュボードを追加。複数メールアドレスのチェックにも対応

“Firefox Monitor 2.0”のダッシュボード

 Mozillaは6月4日(米国時間)、“Firefox Monitor 2.0”を発表した。新しい侵害ダッシュボードが追加されたほか、複数のメールアドレスを登録できるようになるなどの改善が施されている。

 “Firefox Monitor(monitor.firefox.com)”は、パスワードやクレジットカード情報といった個人データが漏洩していないか手軽にチェックできるサービス。入力したメールアドレスをスキャンして、それに紐づいたアカウント情報が漏洩・盗難に遭っていないかをその場で調査できる。メールアドレスを登録すれば、新たな個人情報の侵害をメールで知らせてもらうことも可能。昨年11月からは、対応言語が日本語を含む26カ国語に拡充されている。

データ侵害をメールで通知

 “Firefox Monitor 2.0”では、新たな個人情報の侵害をメールで通知する機能を拡充。用途によってメールアドレスを使い分けているユーザーの要望に応え、複数のメールアドレスをまとめて監視できるようになった。“Firefox アカウント”で“Firefox Monitor”にログインすれば、追加のメールアドレスを登録できる。

 さらに、現在の状況を簡単に把握するためのダッシュボードが追加された。この新しいダッシュボードでは、モニタリング中のメールアドレスの数や個人データの侵害が発生しているサービスの数、パスワードの漏洩が発生しているサービスの数を一覧可能だ。

用途によってメールアドレスを使い分けているユーザーの要望に応え、複数のメールアドレスをまとめて監視できるように