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「Firefox」がサードパーティー製Cookieをデフォルトブロックへ ~v67.0.1をリリース
まずは新規ユーザーから
2019年6月5日 15:53
Mozillaは6月4日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新安定版v67.0.1を公開した。本バージョンでは、コンテンツブロッキング機能を強化。新規ユーザーの場合、サードパーティー製Cookieがデフォルトでブロックされるようになる。
「Firefox 67.0.1」でブロックされるサードパーティー製Cookieは、Disconnect”に登録されている比較的悪質なものだ。サードパーティー製Cookieのブロックが発動すると、Webページで何が起こるのか、信頼できるサイトでブロッキングを解除する方法などが案内される。
また、“プライベートブラウジング”モードでは既知のトラッカーもブロックされる。これは「Firefox 42」から実施されており、プライバシー保護の強化に加え、パフォーマンスの向上も見込めるという。
なお、既存のユーザーに対しても、今後数カ月をかけて段階的に有効化されるとのこと。ベータ版では「Firefox 67」でサポートされた暗号通貨のマイニングとフィンガープリント採取も“標準”レベルのブロック対象に指定されており、今後もプライバシー保護の取り組みは強化されていきそうだ。
そのほかにも、一部地域でWebページやブラウザー内通知によるMozilla製品のプロモーションが行われるようになる(日本は対象外)。Mozillaは「Facebook Container」や「Firefox Lockwise」、「Firefox Monitor」、「Firefox Send」といった一連の製品を通じ、「Firefox」のアドバンテージをアピールしたい考えだ。
「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。すでにインストール済みの場合は、ツールバー右端のメニューボタンから[ヘルプ]-[Firefox について]メニューへアクセスし、バージョン情報ダイアログを開くと最新版へアップデートできる。