ニュース

Apple、「iCloud for Windows 10.4」で25件の脆弱性を修正

“Microsoft Store”でリリースされたWindows 10専用バージョン

Appleが公開したセキュリティ情報

 米国時間6月11日に“Microsoft Store”でリリースされた「iCloud for Windows 10.4」では、脆弱性の修正も行われているとのこと。米Appleが同日付けでセキュリティ情報を公開した。

 それによると、「iCloud for Windows 10.4」で修正された欠陥はCVE番号ベースで25件。内容は「SQLite」における権限昇格・情報漏洩・任意コード実行の問題や、細工が施されたコンテンツを処理すると任意のコードが実行されてしまう“WebKit”の欠陥への対策となっており、「iCloud for Windows 7.12」における変更と共通だ。

 「iCloud for Windows 10.4」は「Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)」以降に対応しており、現在“Microsoft Store”から無償でダウンロード可能。Windows 7以降で利用できる「iCloud for Windows 7.12」と異なり、クラウドファイルを必要に応じて自動ダウンロードできる“Files On-Demand”や共有リンクの生成をサポートしている。