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VB問題を解決 ~Windows 10 May 2019 Update向けオプションパッチ「KB4512941」が公開
リモート デスクトップ接続のブラックスクリーン問題やWindows サンドボックスが起動しない問題も修正
2019年9月2日 00:15
米Microsoftは8月30日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 1903」向けの累積的更新プログラム「KB4512941」を公開した。2019年8月の月例更新プログラムが原因でVB6/VBA/VBScriptアプリ・マクロが応答不能になる問題をはじめ、多数の不具合が修正されている。
本更新プログラムは、“Windows Update”を手動でチェックしたユーザーだけに配信される“オプション”パッチ。次回の月例更新で導入される予定の改善と不具合の修正を先行テストするためのもので、セキュリティの修正は含まれていない。問題に悩まされており修正パッチをすぐにでも適用したいユーザーや、パッチの導入テストを先行して行う必要のあるシステム管理者でなければ、無理に適用する必要はない。トラブルを避けたい場合は、自動配信の開始を待つのが得策だろう。
「KB4512941」では前述のVB問題に加え、以前から確認されていた既知の不具合が数多く修正されている。
- Intelの古いストレージドライバーとの間で互換性問題が発生する
- 「リモート デスクトップ接続」を初期化しても黒い画面しか受信できない
- MIT Kerberos realmを利用するように設定されたドメインへ接続されたデバイスで、起動しなかったり、リスタートを繰り返す
- WDS/SCCMサーバーからデバイスをPXEブートしようとすると、起動に失敗する
- 「Windows サンドボックス」が起動しない