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Windows 10のオプションパッチにCPUの高負荷を招く不具合 ~Microsoftが認める(9月6日追記)

9月中旬には修正される見込み

Windows 10のオプションパッチにCPUの高負荷を招く不具合 ~Microsoftが認める

 米Microsoftは9月3日(現地時間、以下同)、「Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)」向けの更新プログラム「KB4512941」を適用した環境で、CPUの使用率が異常に高くなる問題が発生していることを明らかにした。現在、調査中とのこと。

 「KB4512941」は、先月30日にリリースされたオプションのパッチ(手動で“Windows Update”をチェックしない限りインストールされない)。2019年8月の月例更新プログラムが原因でVB6/VBA/VBScriptアプリ・マクロが応答不能になる問題をはじめ、多数の不具合が修正されているが、これを適用した一部ユーザーから「SearchUI.EXE」というプロセスのCPU使用率が異常に高くなるとの報告が寄せられていた。

 Microsoftからはまだ回避策は案内されていないが、問題を調査したユーザーによると、以下のようにレジストリを編集し、Windowsの検索画面における“Bing”検索を無効化している場合のみ、この現象が発生するようだ。

レジストリキー:
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Search

レジストリエントリの名前:
BingSearchEnabled

レジストリエントリの値:
0

 当該エントリ(初期状態では、このレジストリエントリは存在しない)を削除するか、値を“1”(有効)にすると問題が解消される可能性がある。

9月6日編集部追記: 9月4日付で「KB4512941」のページが更新され、同問題は9月中旬には修正される見込みとの情報が追加された。