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「Windows 10 May 2019 Update」と一部NEC製PCの間に非互換性問題
解決するまでアップグレードのブロックを実施
2019年9月17日 09:30
米Microsoftは9月13日(現地時間)、一部のIntelおよびBroadcom製Wi-Fiアダプターと「Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)」との間に非互換性問題が発生していることを明らかにした。NEC製PCの一部モデルに対し、「Windows 10 バージョン 1903」がインストールされないようにするセーフガードが適用されている。
Microsoftによると、“Intel Centrino 6205/6235”および“Broadcom 802.11ac”Wi-Fiカードは「Windows 10 バージョン 1903」と互換性がなく、搭載環境を「Windows 10 バージョン 1903」へアップグレードするとWi-Fi接続が利用できなくなるという。「デバイス マネージャー」でデバイスを確認すると黄色い感嘆符が付く場合があるほか、タスクトレイに“インターネットなし”のアイコンが表示されたり、ネットワークとインターネットの設定画面にWi-Fiネットワークが表示されないことがある。
この問題の影響範囲は、クライアント向けの「Windows 10 バージョン 1903」のみ。もしトラブルに見舞われてしまった場合は、「デバイス マネージャー」でWi-Fiアダプターを一旦無効化し、再度有効化することで問題を軽減できるが、それもOSを終了するまでだ。再起動すると、また同じ問題が発生する。
同社はこの問題が解決されるまで[今すぐ更新]ボタンやメディア作成ツールを利用したアップグレードを控えるよう呼び掛けている。