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Windows 7/8.1/10向けのオプションパッチが原因で印刷処理に断続的な問題が発生

Microsoftが原因を調査中、回避策を案内

Windows 7/8.1/10向けのオプションパッチが原因で印刷処理に断続的な問題が発生

 米Microsoftは9月30日(現地時間)、2019年9月第4週に公開したオプション更新プログラム(Dリリース)を適用したWindows環境で、印刷ジョブが断続的に中断・失敗する問題が発生していることを明らかにした。この更新プログラムは、手動で“Windows Update”をチェックしない限り適用されない“オプション”パッチであるため、未更新の場合は問題の影響を受けない。

 同社によると、印刷スプーラーが失敗することで一部のアプリが閉じたり、エラーになることがある。また、一部の印刷ユーティリティではリモートプロシージャコールエラー(RPCエラー)が発生する場合があるという。影響を受けるプラットフォームは以下の通り。

クライアント:

  • Windows 10 Enterprise LTSC 2019
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2016
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2015
  • Windows 10 バージョン 1903
  • Windows 10 バージョン 1809
  • Windows 10 バージョン 1803
  • Windows 10 バージョン 1709
  • Windows 10 バージョン 1703
  • Windows 10 バージョン 1607
  • Windows 8.1
  • Windows 7 SP1

サーバー:

  • Windows Server バージョン 1903
  • Windows Server バージョン 1809
  • Windows Server バージョン 1803
  • Windows Server バージョン 1709
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2008 R2 SP1
  • Windows Server 2008 SP2

 印刷をやり直すことで正常に処理が完了することもあるが、再試行しても印刷できない場合は、デバイスを再起動する必要がある。また、デバイスがv4プリンタードライバーを利用しており、かつv3ドライバーが利用可能な場合は、v3ドライバーをインストールすることで問題を回避できることがあるという。

 同社は現在、解決に取り組んでおり、今後リリースされる更新プログラムで問題を修正するとしている。