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「iOS 13.1」「iPadOS 13.1」に新たな脆弱性 ~修正版がリリース

サードパーティのアプリ拡張にサンドボックスの制限が正しく適用されない問題

Apple、「iOS 13.1.1」および「iPadOS 13.1.1」を公開

 米Appleは9月27日(現地時間)、「iOS 13.1.1」および「iPadOS 13.1.1」を公開した。現在、[設定]アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]画面から無償でアップデートできる。

 本バージョンは、不具合の修正が中心のメンテナンスアプデート。以下の問題が対処されているという。

  • iPhoneがバックアップから復元できない場合がある問題を修正
  • バッテリーの消耗が通常より速い場合がある問題に対処
  • 「メール」で、Yahooアカウントを追加するときの安定性を改善
  • Safariで、検索候補をオフにしても有効に戻る場合がある問題に対処
  • 「リマインダー」で、同期が遅延する問題に対処
  • 他社製のキーボードAppで発生するセキュリティの問題を修正

 また、脆弱性の修正も行われている。Appleが公開したセキュリティアドバイザリによると、サードパーティのアプリ拡張にサンドボックスの制限が正しく適用されない場合がある不具合(CVE-2019-8779)が1件、解決されているという。

 「iOS 13」はiPhone 6s以降で利用可能。「iPadOS 13.1」はiOSをベースにしたタブレット向けのOSで、iPad Air 2以降、iPad Proの全モデル、iPad 5世代以降、iPad mini 4以降に対応する。