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Microsoft、Windows 10の機能を簡単にWinForms/WPFアプリへ組み込めるライブラリを公開

「Windows 10 WinRT API Pack」を「NuGet」パッケージで提供

Microsoft、「Windows 10 WinRT API Pack」をリリース

 米Microsoftは9月30日(現地時間)、「Windows 10 WinRT API Pack」をリリースした。このライブラリを利用すると、Windows 10の位置情報や“Windows AI”、Bluetoothといった機能を簡単にWinForms/WPFアプリへ組み込むことができる。「.NET Core 3.0」のリリースに伴い、正式版として公開された。

 「Windows 10 WinRT API Pack」は「NuGet」パッケージ(Microsoft.Windows.SDK.Contracts)として公開されており、開発プロジェクトを“PackageReference”対応へ設定変更し、「NuGet」パッケージを追加するだけで利用可能。現在のところ、以下のWindows 10バージョンがサポートされている。

  • Windows 10バージョン 1803
  • Windows 10バージョン 1809
  • Windows 10バージョン 1903

 ターゲットとなるWindows 10のバージョンに応じた「NuGet」パッケージをインストールする必要があるので注意したい。「NuGet」パッケージを追加すると、Windows ランタイム(WinRT)APIを呼び出せるようになる。

 そのほかにも、同社はUWPコントロールをWinForms/WPFアプリへ組み込むためのライブラリ「Windows Community Toolkit」を提供している。「Windows 10 WinRT API Pack」「Windows Community Toolkit」ともに、無償で利用できる。