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「EmEditor」v19.3が正式公開 ~複数選択時のフィルターやマーカー、スタート画面を改善
非常に長い行が含まれているドキュメントの処理を高速化
2019年10月10日 06:30
米Emurasoftは10月9日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v19.3を正式公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
v19.3では、非常に長い行が含まれているドキュメントの処理を高速化。フィルターおよびマーカーの挙動が改善された。複数の行が選択されていたり、複数の個所が選択されている場合にフィルターやマーカー系のコマンドを適用すると、選択された箇所すべてを高度なフィルターに設定したり、選択された複数のテキストをまとめてマーカーに追加・削除できるようになる。また、[マーカー]ツールボタンの右クリックメニューには[ブックマークを設定]コマンドが追加された。
さらに、“スタート ウィンドウ”のカスタマイズオプションも拡充された。新バージョンでは一部のオプションをスタートウィンドウの右クリックメニューからも扱える。
そのほかにも、CSVフォーマットの定義に“パイプ区切り”が追加された。データが改行と“|”(縦線:U+007C)で区切られたテーブルデータを扱うことが可能。また、従来からあった“│”(罫線:U+2502)の定義は“比較レポート”に変更されている。
「EmEditor Professional」は、Windowsプラットフォームで定番のテキストエディター。プラグインで機能を拡張できるのが特徴で、CSVデータを扱うための機能も非常に充実している。有償ソフトだが30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。また、インストーラー版のほかにも、“Microsoft Store”から入手できるストア版が用意されており、年額2,350円で利用可能。最新版は数日以内にリリースされる予定で、利用中の場合は自動でアップデートされる。
ソフトウェア情報
- 「EmEditor Professional」
- 【著作権者】
- Emurasoft, Inc.
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 年額税抜き4,800円(永久ライセンスは税抜き21,600円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
- 【バージョン】
- 19.3(19/10/09)