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CSV専用のオート フィルがどこでも使えるオート リピートに進化 ~「EmEditor」v19.4

ドラッグで選択領域を伸縮可能に

「EmEditor Professional」v19.4

 米Emurasoftは12月5日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v19.4を正式公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 v19.4は、これまでCSVファイル・セル選択モード専用だった“オート フィル”機能(参考記事)を拡充。どんなフォーマットにでも利用できる“オート リピート”機能へ生まれ変わった。テキストを選択すると、右下にハンドル(小さな四角いアイコン)が現れる。これをドラッグすると、ドラッグした方向に選択テキストが複製挿入される。連番を選択して“オート リピート”ハンドルをドラッグすれば、連番の続きを自動補完することも可能だ。

CSV専用の“オート フィル”がどこでも利用できる“オート リピート”へ発展

 また、選択テキストの範囲をマウスで伸縮できるようになったのも本バージョンでにおける改善点。選択範囲の周辺にマウスカーソルを移動させると、カーソルが“↔”に変化する。その状態でカーソルをドラッグすれば、選択範囲を広げたり、縮めたりすることが可能。通常の選択を箱型(矩形)選択にすることもできる。

ドラッグで選択領域を伸縮可能に

 そのほかにも、登録可能なCSVフォーマットを最大64個へ拡充(ファイルを開く時のCSV自動検出は最初の8個まで)。マクロ実行中でも一時的なCSVフォーマットを作成できるよう、CSV定義に関するマクロが拡張された。

 また、[コピー][切り取り][貼り付け]の各コマンドが高速化されたほか、[名前を変更して保存]コマンドが[名前を変更]コマンドに改められた。未保存の無題テキストでも保存せずにタブなどに表示する題名だけをリネームできる。

 「EmEditor Professional」は、Windowsプラットフォームで定番のテキストエディター。プラグインで機能を拡張できるのが特徴で、CSVデータを扱うための機能も非常に充実している。有償ソフトだが30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。また、インストーラー版のほかにも、“Microsoft Store”から入手できるストア版が用意されており、年額2,350円で利用可能。最新のストア版は数日以内にリリースされる予定で、利用中の場合は自動でアップデートされる。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降
【ソフト種別】
シェアウェア 年額税抜き4,800円(永久ライセンスは税抜き21,600円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
19.4(19/12/05)