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Embarcadero、Delphi/C++Builder/RAD Studio v10.3.3をリリース ~無償版もアップデート
2019年11月28日 09:45
米Embarcadero Technologiesは11月21日(現地時間)、統合開発環境「RAD Studio」の最新版「RAD Studio 10.3 Rio Release 3」(10.3.3)の提供を開始した。個人開発者や小規模組織向けのコミュニティ版「Delphi」「C++Builder」も更新されており、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。
“10.3 Rio Release 3”では、「Delphi」で64bit版Androidアプリの開発が行えるようになった。LLVMベースの新しい「Delphi」コンパイラーが追加されたほか、GUIフレームワーク「FireMonkey」や組み込みデータベース「InterBase」なども64bit版Androidアプリの開発に対応した。“Google Play”で公開するAndroidアプリは64bit対応が必須となっているが、この要件を満たしたアプリの開発が可能だ。
また、「Delphi」「C++Builder」で「iOS 13」向けの開発がサポートされた。“ダーク モード”に対応したアプリの開発も可能。さらに「Delphi」で「mac OS Catalina」をターゲットとしたアプリ開発が行えるようになった。Appleの公証サービス(notary service)にも対応しており、“Mac App Store”に提出可能なアプリが開発できる。
そのほかにも、「Docker」環境に対する「RAD Server」の展開を簡素化。上位エディションに「Enterprise Connectors」が標準搭載されている。