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「Office 365」で2月下旬より順次“Bing”がデフォルト検索エンジンに ～日本は対象外
アドレスバーで組織内リソースも一緒に検索できる“Microsoft Search”を統合
2020年1月23日 14:00
米Microsoftは1月22日（現地時間）、「Office 365 ProPlus」の顧客に対し2月下旬より「Microsoft Search in Bing」拡張機能の提供を開始すると発表した。「Microsoft Search in Bing」拡張機能が導入されると、「Google Chrome」のデフォルト検索エンジンが“Microsoft Search”を統合した“Bing”に変更され、Web検索と同時に組織内のリソースを検索できるようになる。
“Microsoft Search”は、“Office 365”を導入している組織のユーザー、グループ、自分が作業中または共有されているファイル、“Microsoft Teams”や“Yammaer”で交わされている会話、連絡先や建物の場所などを検索する機能。Web検索サービス“Bing”に統合されており、Webブラウザーのアドレスバーから簡単にアクセスできるのが売りで、新しい「Microsoft Edge」にも組み込まれている。
「Microsoft Search in Bing」拡張機能は、2020年2月中旬からロールアウトされる“バージョン2002”から追加される予定（月次チャンネルの場合）。現在のところ、デバイスのIPアドレスに基づきオーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、インド、イギリス、アメリカの7カ国にのみ導入される予定だが、今後提供範囲が拡大される可能性もある。
ただし、既定の検索エンジンを“Bing”から元の設定に戻すには、拡張機能のポップアップに用意されているトグルボタンを利用する。拡張機能のインストール後初回起動時に案内されるので、“Bing”を好まないユーザーは簡単に無効化できる。また、拡張機能をユーザーに配布したくない場合は、「Office 展開ツール」や「グループ ポリシー」で管理者側による制限が可能だ。
