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Microsoft、Windows Server 2012/Embedded 8 StandardのIE10向け最終パッチを2月に提供

「Internet Explorer 10」のサポートは完全に終了へ

“Microsoft Tech Community”におけるアナウンス

 米Microsoftは1月28日(現地時間、以下同)、最後の「Windows Server 2012」および「Windows Embedded 8 Standard」の「Internet Explore 10」向け更新プログラムを2月11日にリリースすると発表した。「Internet Explorer 10」のサポートは1月14日で終了しており、異例の対応。先日公表されたゼロデイ脆弱性への対応も行われる見込みだ。

 同社は「Internet Explore」のサポートを「IE11」に絞っており、「Windows Server 2012」と「Windows Embedded 8 Standard」に対してもスタンドアロンの更新プログラムを昨年1月からテスト提供していた。

 2月11日以降、このパッチの種別は“オプション”から“重要”に切り替えられ(「WSUS」の場合は“推奨”)、自動更新の対象となる。セキュリティパッチや有償サポートを含めたすべてのサポートも打ち切られる。また、「IE11」への更新後は累積的更新プログラムをあててセキュリティを維持することが推奨されているが、これも2020年後半にはOSの月次ロールアップ更新に含まれるようになる。

 なお、「IE11」には互換モードが搭載されており、「IE10」に依存するWebサイトも引き続き利用できるとのこと。追加のサポートが必要な場合は、“Microsoft アカウント”チームに問い合わせてほしいとしている。