ニュース
Twitter、ツイートへの迷惑な返信を非表示にするためのAPIエンドポイントを公開
“Twitter Developer Labs”でプレビュー提供、すでにサンプルも
2020年2月28日 16:24
米Twitterは2月27日(日本時間)、ツイートへの迷惑な返信を非表示にするためのAPIエンドポイントを“Twitter Developer Labs”で公開した。
“Twitter”では、主旨に沿わなかったり、無関係であったり、迷惑なリプライを付けて会話を乱すユーザーへの対策として、自分のツイートへの返信を選択して非表示にする機能を提供している。今回リリースされた新しいAPIエンドポイントを利用すれば、“Twitter”クライアントの開発者は、この機能を自分のアプリに組み込むことができる。
このAPIエンドポイントを利用したサンプルも、すでにいくつか用意されている。
- Alphabet(Googleの親会社)傘下のJigsawは、機械学習により誹謗中傷や嫌がらせを検出する“Perspective API”にこの新しいAPIエンドポイントを統合しており、有害性が閾値(.94)を超えたリプライを自動で隠すことができる
- さまざまなWebサービスをスクリプトで接続できるビジネスアプリケーションプラットフォーム“Reshuffle”では、特定のキーワードやユーザーにマッチするリプライをスクリプトで排除できる
- 「QuotedReplies」と呼ばれる人気アプリを開発しているDara Oladosu氏も、“Hide Replies”というアプリで迷惑なリプライを自動で隠すツールを提供している
新しいAPIエンドポイント“Hide replies v2”は、現在“Twitter Developer Labs”でプレビュー提供中。承認済みのユーザーであればだれでも無償で利用できる。
Twitter Developer Labsから、「返信を非表示にする」エンドポイントを公開しました。開発者の皆さんは、返信に関するサービスを、今まで以上に柔軟かつ迅速に開発することができるようになります。詳しくはツイート内のリンクをご覧ください👇https://t.co/mEFamOdLzq
— Twitter Dev Japan (@TwitterDevJP)February 28, 2020