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Twitter、ツイートへの迷惑な返信を非表示にするためのAPIエンドポイントを公開

“Twitter Developer Labs”でプレビュー提供、すでにサンプルも

新しいAPIエンドポイント“Hide replies v2”

 米Twitterは2月27日(日本時間)、ツイートへの迷惑な返信を非表示にするためのAPIエンドポイントを“Twitter Developer Labs”で公開した。

 “Twitter”では、主旨に沿わなかったり、無関係であったり、迷惑なリプライを付けて会話を乱すユーザーへの対策として、自分のツイートへの返信を選択して非表示にする機能を提供している。今回リリースされた新しいAPIエンドポイントを利用すれば、“Twitter”クライアントの開発者は、この機能を自分のアプリに組み込むことができる。

 このAPIエンドポイントを利用したサンプルも、すでにいくつか用意されている。

  • Alphabet(Googleの親会社)傘下のJigsawは、機械学習により誹謗中傷や嫌がらせを検出する“Perspective API”にこの新しいAPIエンドポイントを統合しており、有害性が閾値(.94)を超えたリプライを自動で隠すことができる
  • さまざまなWebサービスをスクリプトで接続できるビジネスアプリケーションプラットフォーム“Reshuffle”では、特定のキーワードやユーザーにマッチするリプライをスクリプトで排除できる
  • 「QuotedReplies」と呼ばれる人気アプリを開発しているDara Oladosu氏も、“Hide Replies”というアプリで迷惑なリプライを自動で隠すツールを提供している

 新しいAPIエンドポイント“Hide replies v2”は、現在“Twitter Developer Labs”でプレビュー提供中。承認済みのユーザーであればだれでも無償で利用できる。