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Twitter、リプライにダメだしする反対票機能「自分向きではない」のテスト展開を拡大

Webで広範囲に。iOSとAndroidでも近々利用可能に

返信の「自分向きではない」機能のテスト展開を拡大

 米Twitterは2月4日(現地時間)、「自分向きではない」機能のテスト展開を拡大したと発表した。ツイートへの返信(リプライ)に「反対票」(downvote)を投じて、表示されるリプライの品質を高める意図があるようだ。この機能はWeb版へ展開中で、編集部でも一部アカウントで利用できることを確認した。iOSとAndroidでも近々返信の「自分向きではない」機能が利用可能になるとのこと。

 Twitterではツイートのリプライに攻撃的または不快と思われる表現が含まれていると判断された場合、送信前に確認を促すメッセージを表示したり、[返信をさらに表示]というリンクをクリックしないと表示しないようにしている。また、返信元のユーザーが特定のリプライを非表示にする機能も提供している。いずれも会話が「健全に」行われるように保ち、争いが起こらないようにするための措置だ。

 今回、テスト展開が拡大された「自分向きではない」機能もその一環。第三者がリプライの妥当性を評価し、目に余ると感じられたものに下矢印のアイコンを選択して「反対票」を投じられるようにしたものだ。この機能で得られたフィードバックは、Twitterのサービスがより快適になるよう改善するのに役立てられるという。あくまでも「嫌い」であることを意思表示するためのものではなく、会話の流れにふさわしいかどうかを報告するためのものだ。

 ちなみに、「自分向きではない」と投票したことは他のユーザーには明らかにされないとのことなので、安心してよいだろう。また、反対票によりリプライの表示順序が変わることもないとのこと。