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「Google Chrome 81」に3件の脆弱性 ~修正版のv81.0.4044.138がリリース

深刻度は“High”

「Google Chrome」v81.0.4044.138

 米Googleは5月5日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の最新安定版v81.0.4044.138を公開した。脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。

 本バージョンで修正された脆弱性は、全部で3件。SCTPにおけるスタックオーバーフロー(CVE-2020-6831)や「Blink」エンジンにおける型混乱の問題(CVE-2020-6464)が解決されている。脆弱性の深刻度は、いずれも同社基準で4段階中上から2番目の“High”。そのほかにも、内部監査やファジングによって発見されたセキュリティ問題への対応も行われているとのこと。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応する。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)から手動でアップデートすることも可能。

 なお、次のメジャーリリース「Chrome 82」はキャンセルされ、代わりに「Chrome 83」が5月中旬に前倒しでリリースされる予定だ。