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キングソフト、統合オフィス環境「WPS Office 2」を発表 ~記念キャンペーンも開催中

ワープロ・表計算・スライドを1ウィンドウでタブ切り替えできる“オールインワンモード”などの新機能

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 キングソフト(株)は6月9日、「WPS Office 2」を発表した。統合オフィス環境「WPS Office」のメジャーアップデートとなる。

 「WPS Office」は、2016年11月に「KINGSOFT Office」をリブランドして生まれたオフィススイート。ユーザーインターフェイスや機能面で「Microsoft Office」と高い互換性をもちながら、導入価格を抑えているのが特徴。「Office 2007」以降の保存形式にも対応する。一部ユーザーに不評な“リボン”ユーザーインターフェイスを従来のメニュー・ツールバーへ戻せる点や、複数のドキュメントをタブで切り替えられる点などもユニークだ。

 メジャーバージョンアップとなる「WPS Office 2」では、“オールインワンモード”と呼ばれる機能を新たに搭載。これまでの「WPS Office」はワープロ(Writer)、表計算(Spreadsheets)、スライド作成(Presentation)が独立したアプリになっていたが、“オールインワンモード”ではこれらを1つのウィンドウにまとめることが可能。種類の異なるファイルをタブで切り替えられるので、ウィンドウの切り替え操作を減らして作業を効率化できる。

 また、図形の頂点を編集する機能が追加されたのも大きな改善点。従来は大きさや幅しか変更できなかったが、最新版ではベジェ曲線を利用したより高度な図形編集ができるようになった。

ベジェ曲線を利用したより高度な図形編集

 そのほかにも、PDFビューワー「WPS PDF」が追加。“Platinum”や“Gold”といった上位エディションではフォントも拡充された。

 「WPS Office」は64bit版を含むWindows 8.1/10に対応しており、30日間の試用が可能。製品版はワープロと表計算のみの“Personal”(4,190円)、4つのソフトが利用できる“Standard”(5,690円)、「VBA」に対応した“Gold”(7,390円)、すべての機能を含んだ“Platinum”(9,990円、以上すべて税込み)の4エディションがラインナップされており、iOS/Android版の利用券も付属する。

 「WPS Office 2」のリリースを記念し、体験版をインストールするだけでその場でシリアル番号が当たるキャンペーンが6月30日まで開催されているので、興味のあるユーザーはチャレンジしてみるとよいだろう。

「WPS Office」の製品ラインナップ

ソフトウェア情報

「WPS Office」
【著作権者】
Kingsoft Office Software Co., Ltd.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 8.1/10
【ソフト種別】
体験版(製品版は“Standard”エディションが税込み5,880円など)
【バージョン】
2.1.9(20/06/09)