ニュース

複数のキーワードを利用した検索・置換に対応した「EmEditor」v19.9

CSVモードでは[列を分割]コマンドを追加。「WSL」対応も強化

「EmEditor Professional」v19.9

 米Emurasoftは6月16日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v19.9を正式公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 v19.9では[検索][ファイルから検索][ファイルから置換]コマンドに連続検索・複数検索機能が追加された。検索ダイアログでキーワードを入力して[連続へ追加]ボタンを押すとダイアログが拡張され、複数のキーワードを管理できるようになり、複数のキーワードを利用した検索や置換が行えるようになる。

[検索][ファイルから検索][ファイルから置換]コマンドに連続検索・複数検索機能が追加

 さらに、CSVモードでは[列を分割]コマンドを追加。CSV文書の列を指定する区切り文字で分割し、右の列または下の行に置けるようになった。

 そのほかにも、利用できるメモリが少ない状況下の安定性が向上。[高度なフィルター]のパフォーマンスもSSE/AVX-2/AVX-512命令セットを利用して大幅に高速化された。また「WSL」(Windows Sybsystem for Linux)への対応が強化され、“~/”から始まるパスを利用してファイルが開けるようになっている。

 「EmEditor Professional」は、Windowsプラットフォームで定番のテキストエディター。プラグインで機能を拡張できるのが特徴で、CSVデータを扱うための機能も非常に充実している。有償ソフトだが30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。また、インストーラー版のほかにも、“Microsoft Store”から入手できるストア版が用意されており、年額2,350円で利用可能。最新のストア版は数日以内にリリースされる予定で、利用中の場合は自動でアップデートされる。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降
【ソフト種別】
シェアウェア 年額税抜き4,800円(永久ライセンスは税抜き21,600円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
19.9(20/06/17)