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フリーのメールソフト「Thunderbird 68.10.0」が公開(7月3日追記)

6件の脆弱性と2件の不具合を修正

「Thunderbird」v68.10.0

 メールソフト「Thunderbird」の最新安定版v68.10.0が、7月1日にリリースされた。本バージョンは、不具合を修正したメンテナンスアップデート。脆弱性の修正は案内されていない。

 今回のアップデートでは、チャット機能のトピックで一部の文字が正しく表示されない問題が修正された。また、カレンダー機能でタスクをフィルタリングする際、“未完了のタスク”を選択してもフィルタリングが機能しない問題も解決されている。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在公式サイト“thunderbird.net”からダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10/Server 2008 R2に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。すでにインストールされている場合は、アプリの自動更新機能を利用してアップデートすることも可能だ。

7月3日編集部追記 「Thunderbird」のセキュリティ情報ページが更新され、v68.10.0で修正された脆弱性が明らかになった。それによると、本バージョンで修正された脆弱性はCVE番号ベースで5件。加えて、CVE番号が未割当の脆弱性1件も修正されている。そのうち5件がMozillaの基準で4段階中2番目に高い“high”、1件が3番目に高い“moderate”と評価されている。