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フリーのメールソフト「Thunderbird 68.11.0」が公開 ~脆弱性を修正【7月31日追記】

「Thunderbird 68」系統のユーザーのためのメンテナンスアップデート

「Thunderbird」v68.11.0

 メールソフト「Thunderbird」の最新安定版v68.11.0が、7月30日にリリースされた。本バージョンは、「Thunderbird 68」系統のメンテナンスアップデート。不具合とセキュリティ問題の修正が行われている。

 本バージョンでは、ネットワークドライブからドラッグ&ドロップして“FileLink”添付ファイルを追加すると、“FileLink”のリンクだけでなくファイルまで追加されてしまう問題が解決された。この不具合は、新しいメジャーバージョンである「Thunderbird 78」系統でも修正済みだ。

 加えて、セキュリティ修正も含まれているとのこと。しかし、執筆時現在セキュリティアドバイザリは公開されておらず、詳細は不明。

 「Thunderbird」は、Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフト。現在、公式サイト“thunderbird.net”からダウンロードできるバージョンは「Thunderbird 78」系統となっており、「Thunderbird 68」系統の配信は基本的に自動更新機能からのみとなっている。

7月31日編集部追記 「Thunderbird」のセキュリティ情報ページが更新され、v68.11.0で修正された脆弱性が明らかになった。それによると、本バージョンで修正された脆弱性はCVE番号ベースで4件。そのうち3件がMozillaの基準で4段階中2番目に高い“high”、1件が3番目に高い“moderate”と評価されている。