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“ランサムウェア シールド”が無償化 ~「アバスト」の2020年7月アップデート
プランを再編。“インターネットセキュリティ”などのエディションは終了
2020年7月8日 06:45
チェコのAVAST Softwareは7月2日(現地時間)、セキュリティソフト「アバスト(Avast)」の最新版v20.5(2020年7月アップデート)を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。
「アバスト」は、“シールド”と呼ばれる保護システムでファイルシステムやWebブラウザー、メールソフトなどを防御するセキュリティソフト。ウイルス対策を中心とした基本機能を提供する“無料アンチウイルス”、ランサムウェア・フィッシング対策やプライバシー保護機能を搭載した“インターネットセキュリティ”、インストール済みアプリを最新に保つ機能などを備える上位版“プレミアム セキュリティ”など4エディションがラインナップされており、無償で利用できる「アバスト無料アンチウイルス」はとくに人気が高い。対応OSは、Windows 7以降。
本バージョンでは、“プレミアム セキュリティ”に“リモート アクセス シールド”が追加された。リモートアクセスが可能なユーザーを選び、それ以外をブロックすることでハッカーによる侵入からPCを保護する。
また、v17.5で導入された“ランサムウェア シールド”が無償版でも利用できるようになった。ユーザーデータを勝手に暗号化し、“復号したければ金銭を払え”と脅す身代金要求型マルウェアからデータを守ることが可能だ。
そのほかにも、USBドライブの保護やタスクトレイアイコンが改善された。前バージョンからテストされている“ボットネット シールド”も強化されている。
なお、本バージョンで“インターネットセキュリティ”などのエディションは終了した。利用中の場合は、自動で上位版の“プレミアム セキュリティ”へ移行される((参考記事)。また、専用フォーラムで配布されているバージョンでは、“ウェブ シールド”でGoogleが主導する“QUIC”プロトコルのスキャンがテストされるとのこと。
ソフトウェア情報
- 「アバスト無料アンチウイルス」
- 【著作権者】
- AVAST Software s.r.o.
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 20.5(20/07/02)